■ 長井ダムと周辺施設・環境
⑫三淵渓谷


■三淵渓谷とは
 ながい百秋湖の奥地には、険しい断崖がつづく三淵(みふち)という渓谷があります。
 三淵にたどり着くには、カヌーやボートを利用するしか交通手段がありません。
 また、この三淵渓谷は長井ダムの建設により水位が上昇し、景観が多少変化しました。

 ◇長井ダム湛水前の三淵
  水位は低めで、水面下の岩がくっきりと見えるほど水が透き通っていました。
  渓谷の一部は、足を水につかりながら歩くこともできました。


 ◇長井ダム湛水後の三淵
  水位が上昇したため、現在は渓谷を歩くことはできません。
  それでもなお、神秘的な渓谷の雰囲気は変わることがありません。


※ながい百秋湖をカヌーやゴムボート等で遊覧する際はダム管理支所の許可が必要です。

■三淵にまつわる「卯の花姫」伝説
 遠い昔の話です。平安時代の奥羽地方を治めていた安倍貞任は、長井を要害の地と定め、娘である卯の花姫(うのはなひめ)に長井を治めさせていました。

長井の地を攻めてきた源義家(八幡太郎義家)は卯の花姫に、「無益な戦はしたくないので、奥羽が安泰で争いの無い地にしようではないか」と相談しました。卯の花姫も同じ思いでしたので、源義家の相談を引き受け、安倍氏側の兵を引かせたのでした。

 ところが、源義家は卯の花姫が兵を引かせたと聞くと大軍で攻め入り、安倍貞任を討取ってしまったのです。卯の花姫は、源義家の謀略にはまり、父や国を失い、無念の思いで家来と共に、もはやこれまでと野川の三淵渓谷から身を投げて亡くなったと伝わっています。

 その後、卯の花姫の魂は野川の竜神になったとの伝説になり、竜神が野川を下る様子が、現在の長井の黒獅子の姿であると言われています。 


長井の伝統芸能である黒獅子舞
長く伸びる獅子幕には水しぶき模様が描かれ、
獅子は川の流れを下る竜神のように舞う。


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